世界が輝いて見えても、ママがわかってくれなくても
fa-heart
あけましておめでとうございます、黄身子です。
年末年始、カレンダーも手帳も新しくして空気も澄んで思えたとしても、世界がお祝いモードの日も、切なさは簡単に解決されないですよね。
でもどんな日も、自分だけは辛い気持ちを否定しないであげてほしいです。
この際関係にも区切りをつけたくなって騒いだりするけど結局甘えちゃってなにも変わらず、悶々とする眠れぬ夜の電話の代わりになれたら。
例えば家族に相談とかしても全然わかってくれなくて、傷ついたりしてもそれ自体について落ち込む必要はないと思うんです。
(ママは結局娘をもつ側になれた人だし…)
血縁は頼れるときもあるけど、そういうときは、側にいなくても、つながりがなくても、同じ気持ちでいる女の子たちがたくさんいることが、なににならなくても少し気持ちを救ってくれるかもと思います。
あの人のことを考えても泣くことのほうが多いけど、それでも期待する相手がいないよりずっとましに思えて、忘れる努力ができない夜もあるよね。
寄りかかれる人がいるすべての人が羨ましくて気がふれそうになる夜もあるよね。
それでも今日まで頑張ってきた貴女も私も偉いです。
だからそんな予感がなくても、今年は幸せ輝きますようにって願うことだけはやめないで、また一年、切なくても光を信じていれますように。
(黄身子)
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イラストレータ:黄身子(きみこ)さん/
1992年北海道生まれ。
京都大学卒業、東京藝術大学修了。
2016年より「自意識過剰と恋愛不適合をゆるコミカライズする」をテーマにTwitterなどで漫画&イラストを発表。ウェブメディア「AM」で「連絡まち子ちゃん」「姫たちのユウウツ」、フリーペーパー「メトロポリターナ」で「今日も恋する?アートガイド」を連載中。
Twitter:@mososetsunight
Instagram:mososetsunight