今月のロンリネス処方箋 #3

2019年2月12日

女友達と未来の自分

こんばんは、ハッピーバレンタイン！黄身子です。

恋愛については個々のタイミングとかあるのに告白のタイミングとやり方を設定してくるのはどうかと思いますが、チョコレートはかわいいしおいしいし、あと、どう考えてもイベントを素直に楽しめる女の子のほうが日々に幸せ多そうです。

一回その道をそれちゃうと戻ってくるまでとっても大変だけど、そんな考えすぎ女子たちが毎年自意識と戦いながら過ごしている姿も絶対かわいいので、多分おそらく大丈夫！

貴女にも、もしそんな葛藤バレンタインの思い出があれば、ちょっと並べてみてほしいです。

たとえば中学のとき冷やかされたくなくてあげれなかったチョコとか。

付き合ってくれない彼は私以外にもくれる人がいるんだろうなって思ってフェードアウトしちゃったとか。

時間が経ってから思うと、いま思うとかわいいエピソードだなとか、頑張って自分！ってなりませんか？

きっと今年のバレンタインのことも、いつか振り返るとそうなると思うと、ちょっと頑張れるかもしれないと思います。

そしてそのときは気づかなくても、すべての恋は状況とか年代によってだいたいパターンが決まってる、愛すべき「あるある」なんだなと思うんです。

だからこそ、悲しいこととか辛いことがあったとき、似た気持ちに振り回されてきた女の子たちとはたぶんそれを共有できる。
近くの友達だけじゃなくて、会ったこともない子だって。私はすべての彼女たちを女友達と呼びたいです。

バレンタインについてもそうじゃなくても女の敵は女なんて結局絶対嘘だから、女友達と未来の自分がいれば、泣いても多分またいつか平気になれるはず。

今日もいつか思い出になっていくからこそ、いまの貴女を輝かせられることを願っています。

（黄身子）

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イラストレータ：黄身子（きみこ）さん／

1992年北海道生まれ。
京都大学卒業、東京藝術大学修了。

2016年より「自意識過剰と恋愛不適合をゆるコミカライズする」をテーマにTwitterなどで漫画&イラストを発表。ウェブメディア「AM」で「連絡まち子ちゃん」「姫たちのユウウツ」、フリーペーパー「メトロポリターナ」で「今日も恋する?アートガイド」を連載中。