fa-heart申し込み
インターネットで「料理コン」について調べていると、大きく分けてふたつの種類があることが分かりました。
ひとつは、街コンなどを運営するイベント会社主催の料理コン。もうひとつは料理教室やクッキングスタジオが開催するものです。
前者は男女が親密になれるようなプログラムが組まれており、異性との出会いを目的としている方向けで、後者はどちらかというとレシピをしっかり学びたいという方に適しているようです。今回は、素敵な男性との出会いを期待して婚活イベントの企画・運営をおこなう会社主催の料理コンを選びました。
インターネットで検索して見つけたのは、東京・新宿のおしゃれなカフェバーを貸し切っておこなう料理コン。
参加条件は女性25〜35歳、男性27〜42歳の独身者であること。参加料金は女性が3,400円、男性は6,400円と男性の負担が少し高めになっていました。
飲食代なども含まれていると考えると、妥当な金額といえるのではないでしょうか。
イケメン料理研究家から料理テクニックも学べると書いてあったので、迷わず申し込みました。
fa-heart受 付
イベントは平日の夜19時30分スタート。会場は、都営地下鉄・新宿三丁目駅を出てすぐの場所にある隠れ家カフェです。
筆者が駅に到着したのは料理コン開始15分前。帰宅ラッシュで多くの人が行き交う時間でした。
扉を開けると、笑顔の女性スタッフが出迎えてくれました。名前を伝えて受付を済ませると、空いている席に座って待つように促されます。
奥に進むと、すでに男性がひとり座っていました。
軽く挨拶をしてから椅子に座ってしばらく待っていると、続々と他の参加者が集まってきました。
今回の参加者は女性9人、男性5人の総勢14人で女性比率が高め。
平日の夜開催ということもあってか、多くの人がスーツやオフィスカジュアルスタイルだったのが印象的でした。
ちなみに、婚活パーティーなどでは受付時にプロフィールカードや名札などが配られることが多いそうなのですが、今回の料理コンではそういったものは一切ありませんでした。
fa-heart自己紹介タイム
参加者全員がそろったところで、講師兼進行役の料理研究家の方の挨拶がはじまります。
挨拶が終わると席替えがおこなわれ、テーブルを挟んで男女が向かい合うように座りました。
全員が着席したところでドリンクが配られ、まずはみんなで乾杯。和やかなムードの中、自己紹介がスタートしました。名前・職業・趣味についてひとりずつ話します。
男性の職業は、外資系企業の営業職やパン職人・自営業など。5人のうち4人が30代でひとりは40代前半でした。
女性は30歳前後が多く、看護師や受付事務などさまざまな職業の方が参加されていました。
筆者は肉が大好きなので、肉好きと語っていた男性によく行く焼肉店はどこか質問したところ、なんと同じ店に通っていることが分かり意気投合しました!
その後も、誰かが自己紹介をおこなう度に料理ネタを中心としたさまざまな質問が飛び交い、盛り上がりました。
全員の自己紹介は30分ほどで終了。
しばらく雑談を楽しんだところで男女2対4と3対5のグループ分けがおこなわれ、調理の準備がはじまりました。
fa-heart調理体験&試食
今回のメニューは「ブルスケッタ」。
バケットやクラッカーの上にさまざま具材をのせて食べるイタリア料理のひとつで、オリジナルのディップソースを作って楽しむという企画でした。
調理前には、料理研究家の方がブルスケッタについての豆知識やおすすめのレシピを紹介してくれて、非常に勉強になりました。
ちなみに、ブルスケッタとはローマ地方の方言で「炙る(あぶる)」という意味なんだそう。
しばらくするとテーブルの上にカットされた具材が並べられ、それらを自由に組みわせたり調味料を足したりしてソース作りをするとの説明を受けます。
食材を包丁で切るところからスタートすると思っていたため、とても驚きました。
私の隣に座っていた料理好きの女性は、自慢の腕を見せるチャンスを失ってがっかりしているようでした。
料理研究家の方によると、この会場では週に2回ほど料理コンを開催していて、一から調理を楽しむ企画もやっているとのこと。筆者が参加したイベントが、たまたま初心者向けだったようです。
想像と違うな……と感じながらも、せっかく参加しているのでこの時間を思いっきり楽しむことに。
同じグループのメンバーと一緒にアイデアを出し合いながら、3種類くらいのソースを作りました。難しい調理工程がないため、休日の過ごし方や趣味の話をしたりしながらゆっくり楽しめたのはよかったなと思います。
30分程度ソース作りを楽しんだところでいよいよ試食タイムです。
自分たちで作ったソースをクラッカーの上にのせて感想を言い合ったりしながら食事を楽しみました。
試食中に一度席替えがあり、ほかグループのメンバーともしっかり交流できました。
fa-heart連絡先交換タイム
イベント終了15分前になると、料理研究家の方の合図とともに連絡先交換タイムがはじまります。
連絡先の交換がプログラムのひとつとして最初から組み込まれているため、恥ずかしがり屋の方でも気軽に異性の連絡先を聞き出せそうだなと思いました。
筆者は、女性も含めた参加者全員との連絡先交換に成功! 席が近かった女性メンバーと仲よくなれたのは思わぬ収穫でした。
総 評
今回参加した料理コンでは、料理はあくまでコミュニケーションを盛り上げるためのツールであるという印象を受けました。
そのため、料理が苦手な方でも気軽に参加できそうです。一方で、料理を作るのが好きな方やレシピをしっかり学びたいという方には物足りないかもしれません。
趣味コンのなかでも比較的ハードルが低いためか、男性の年齢や職業などの幅が広かったように感じます。
ただし、料理コンは比較的少人数で開催することが多いようで、タイプの異性に出会える確率は高いとはいえないかもしれません。
ただ、人数が少ない分会話のチャンスも多く、気になる男性がいた場合には仲を深めやすいというメリットもあります。
筆者は今回、残念ながらピンとくる男性には出会えませんでした……。
料理コンによって内容が大きく異なるかもしれないので、参考程度に留めてくださいね。
機会があれば、今度は料理教室主催の料理コンに挑戦したいと思います!
(ライター・Henry)